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恋愛心理学

「恋愛心理学」恒常性=ホメオスタシスとは?

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ここを読んでいるみなさんは、今までの自分よりもモテたいと思っていますよね?しかし、これまでモテてこなかったならば、なにかを変えないとモテるようにはなりません。このブログでは自信や余裕、見た目などモテるために変わるための方法を解説していますが、人間は変化を好まないよう脳にインプットされています。

変化せずそのままでいようとする性質は「ホメオスタシス」(恒常性)と呼ばれますが、わたしたち人間のこの性質を正しく理解することは、モテるために変わる手助けとなります。今日の記事ではホメオスタシスについて詳しく解説していきましょう。

この記事を読んで恒常性=ホメオスタシスの働きを理解することで、あなたがこれからモテるために変わる手助けとなります

ホメオスタシスとは?

ホメオスタシス(恒常性)とは、アメリカの生理学者 W.キャノンが提唱した生物学上の概念で、生体がその内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことです。

ホメオスタシスには、主に自律神経系による神経性の調節と-ホルモンによる体液性の調節があり、気温や湿度など外部環境の変化や、体位・運動などの身体的変化に対して、体温、血液量や血液成分などの内部環境を生存に適した一定範囲内に保持します。生体恒常性の異常、すなわち体温や血糖値の正常範囲外への逸脱は「病気」を意味し、また逆に「自然治癒」は生体恒常性の働きによるものと理解されます。 高等動物の生理学的研究から生まれた概念ですが、現在では生物群や個体群の「動的状態」の説明にも、幅広く使われています。

出典:https://design.kyusan-u.ac.jp/OpenSquareJP/?Homeostasis

ホメオスタシス(恒常性)についてわかりやすく例を挙げると、わたしたちは気温が寒いと震えたり、暑くなると汗が出たりしますよね?これは体温が低下すると元の状態に戻すため震えて体温を上げる、体温が上がったら汗をかいて体温を下げるという「ホメオスタシス=恒常性」が働いているためです。切り傷が数日経てば自然に治るのも、元の状態を保とうとする恒常性が働いているわけです。

また、ダイエットをしてもなかなか痩せないというのも元の体型を保持しようとする恒常性が働いているためです。そして、この恒常性は心理学においても同様の働きがあります。

仕事を辞めると言いながら何年も辞めない、資格の勉強すると決めたのに続かない、禁酒、禁煙できない。これも元の状態に戻ろう、現状維持しようとする恒常性の働きなわけです。男性からDVを受け続けていたり、ダメ男ばかり選んでしまう女性の場合は不幸であることが当たり前となって、いつまでも同じタイプの男ばかり選んだりします。つまり、モテることが当たり前になるとモテ続ける、モテない男はそのままモテないままで現状維持しようとするということです

ホメオスタシスを味方につけるためには、少しずつ変化をつける必要がある

なぜホメオスタシスという性質が私たち人間に備わっているかというと、原始時代のように少しの異変が命の危険に繋がるようなケースでは、「いつもの状態」を維持する必要があります。
「いつもと違う場所」や「慣れていないこと」というのは深層心理で避けるように、私たちの脳は作られています。

「習慣を身につけるには三週間かかる」ということはよく知られていますが、人がいつもの行動パターンを変えるにはそれだけ時間がかかるということです

そして、特に大幅な変化というのを私たちの脳は嫌がります
そのため、モテるための習慣も簡単に達成できるようなものから少しずつ変えていくと、上手くいきやすいでしょう。
逆に、大幅に変化したいという方は付き合う友人や仕事を変えたり引っ越しをするなど、嫌でも普段とは違う行動パターンが必要になる環境に身を置くと上手くいきやすいでしょう

少しの変化から始めていく

変化を拒む心理的なホメオスタシスの機能によって、非モテが当たり前になっている方は簡単には自分を変えることはできません。
しかし、この機能を自覚して上手く利用することで無理なく変化をすることも可能です。
筋トレやダイエットを継続することが難しいという方は、「10kg痩せる」「毎日ランニングする」といった大幅な変化ではなく、
「5回スクワットをする」「腹筋を10回する」といった、少しの時間で毎日できるような習慣から始めていきましょう。


髪型のセットや眉毛のケアなどモテにつながる習慣も毎日地道に繰り返していくことで、
「やっていないと気持ちが悪い」という状態となり、ホメオスタシスをプラスの方向で利用することができます。

ホメオスタシスを味方につけるには心の中で自覚すること

たとえばあなたが「ポテトチップスを食べるのはやめよう」と決めたとしても、それまで間食が当たり前になっていたらホメオスタシスはいつもの食生活を維持しようとします。
「今日は仕事を頑張ったからちょっとくらい大丈夫」などと、心の中で言い訳を作り始めます。

このホメオスタシスを味方につけるためには自覚が大切になります。悪い習慣を断ち切ったり、良い習慣を身につけるためには自分の状態を客観的にイメージしてください

ホメオスタシスがポテチを食べろと命じているけど、これは脳内のバグだから従ってはいけない

こういった感じで、己に言い聞かせることで自制を容易にすることができます。

まとめ

今日の記事では、恒常性=ホメオスタシスの仕組みについて解説しました。
みなさんの周りの、息を吐くようにモテている男はその状態を維持しようという恒常性が働いて、ずっとモテ続けるわけです。

ホメオスタシスによってこれまでと同様にモテない日々を繰り返して一生を終える

みなさんはそんな恐ろしい状態にならないよう、注意してくださいね。

仕組みを理解した以上、ホメオスタシスは怖いものではありませんし、強力な味方となり得ます。

  • この記事を書いた人

ケンタ

初めまして、心理カウンセラーとして働く34歳男性です。 子供の頃からブサメン低身長、23歳の時に「このまま人生を非モテのまま終わらせたくない」と強く願い、 世に溢れるありとあらゆる「モテ」に繋がる書籍・行動心理学・メンタリズムを研究、実践することで、独自の恋愛工学を作り上げました。 このブログでは「いつも友達止まりで恋愛が上手くいかない」とお悩みの男性向けに、恋愛心理学・メンタルヘルス・脳科学の知識を中心に、非モテだった頃の過去の自分にタイムスリップして教えてあげたいような、幸せな恋愛を実現するための実践的なノウハウをお伝えします。

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