自分の経験上ですが、非モテは色んな女に声をかけていくチャラ男やモテ男を見下している傾向があります。「俺はあんな風に誰でもいいわけじゃないから信じられないな」「何年も一途に思い続けて報われるのが純愛」これが凝り固まっていくと、モテない自分を守るブランディングの一環として、せっかく出会える機会があっても
「僕はコンパや出会い系マッチングアプリ、知らない女に声をかけるなんて理解できない、好きな女性以外には一切興味がない硬派な男なんですよ」
みたいなポーズを取りますが、これ、めちゃくちゃモテなくなります。もう一度言います、非モテ男性の女性に興味はない硬派な男というブランディング、マジでめちゃくちゃモテません。たちが悪いことに、こういう硬派なことを言っていると、女性はある程度賛同してくれます。
ブサケンくんって結婚したら奥さんを大事にしそう
本当に一途だよね、すごいと思う。
こういう、非モテにとっては一見褒め言葉のような感想をもらえることもありますが、これ、全然褒められていません。こうした言葉の意味は、
ブサケンくんって結婚したら奥さんを大事にしそう→わたしは恋愛的に全く受け付けないけど
本当に一途だよね、すごいと思う→わたしに好意が向いていなくてよかった。
これくらいのものです。たしかに女性は「純愛って素敵だよね」「一途な男がいい」とか言います、本音で言います。しかし、この「一途な男は女性からモテる」というファンタジーを非モテたちは心の拠り所にして信じて、人類の長い歴史上、何度も何度も繰り返してきてモテないまま一生を終えてきました。
テレビや映画・ドラマでは純愛がウケる理由
芸能界でも一途に何年も女性を誘い続けて、断られても断られても好きでいることで、最終的に結婚までこぎつけた。とか、一途で純粋な男が美女をゲットするハッピーエンドストーリーは定番の一つです。こうしたストーリーは女性からも共感されますが、
これがウケるのは、こうした一途な純愛が滅多に報われないからです
想像してみましょう。
主人公の女性が街でナンパされて声をかけられて、話してみたら見た目もタイプで良い人だったので食事に行くことにしました。とても楽しかったので二度目のデートで関係を持ち、お付き合いして一年後に結婚しました。
こんなストーリーの映画はありませんよね?第一話で終わってしまいますからね。僕の経営している飲食店で働くバイトの女の子も、こうした純愛、一途な男のストーリーが大好き。しかし、クラブで声をかけてきた男とデートにも行きますし、好みのイケメンをインスタで見つけたらイイねを押しまくって返事があれば遊びに行って関係を持ったりしてます。
矛盾しているようですが、簡単な話で「ファンタジーはファンタジー、現実は現実」これだけの話です
非モテの歴史を学びましょう
非モテの皆さんも歴史を勉強したことはありますよね。日本史なら「710年 平城京が作られた」「794年 平安京が作られた」みたいな感じです。しかし、学校では非モテの歴史は教えてくれません
非モテがこれまでに何度も何度も失敗してきたモテないパターンを学ぶことで、過去の先輩たちの失敗を未来に生かすことができるのにこれは本当にもったいない。
非モテの失敗の歴史を語る上で「余裕がない一途な男はモテない」というのは、「織田信長は本能寺で明智光秀に裏切られその生涯を閉じた」くらいの一般常識です。その理由について解説していきましょう
リスクの分散をできない男はモテない
まず、最も典型的な「一途な男が意中の女性を落とせず、他の女性からもモテなくなる悪循環」について解説します。
1.美女を好きになる。他の女性には興味をなくし、全ての出会いのチャンスを放棄するようになる
まず、人を好きになるのは非モテもモテ男も同じです。しかし、「これからの人生、これ以上の女の子と巡り合うなんて考えられない。この人生最大のチャンスを逃すわけにはいかない」と考えて、余裕を失ってしまうのが非モテです。好きな女性一本に絞って、純粋に、一途にお相手のことを思い続けて勝負をかけたいそれは立派なことではありますが、そこで選択肢は一本だけになってしまいます。
すると、リスクの分散ができていないので、本命の好きな女の子のささいな態度に一喜一憂するようになってしまいます。たとえばですが、「好きな子が男と喋っているだけで気になって仕方がない」「ラインが来たら秒で返信する」「仕事や遊びよりも好きな子を最優先する」「毎日、ラインの返事がないかスマホを何度も何度もチェックする」
こんな感じですね。非モテの方は身に覚えがあるのではないでしょうか?お気持ちは分かります。一途に好きな子を狙うと絶対に人に取られたくないし、失敗したくないですよね。しかし、そうなると「余裕」を失ってしまい、非モテの泥沼にハマってしまいます。
2.本命との状況は全く好転せず、自分の気持ちへの答えを求めて脈なしから告白、失恋する
余裕を失った非モテは、本命と会うたびにテンパってしまうようになります。気軽にデートにも誘えないし、思い悩んでいきなり長文のLINEで自分の気持ちをぶつけたり、彼氏でもないのに男と仲良くしていると嫉妬して冷たい態度をとったり、これらが典型的な「非モテムーブ」です。こうした余裕のない男は本当にモテません。
そして、自分の気持ちに決着をつけるために「告白」という成功率が1パーセントもない博打に出て、撃沈する。これが非モテの典型的な失恋のパターンです。
リスクの分散ができると、余裕を持って本命と接することができます
非モテの方の中には、「最初は本命の子と仲良くできていたのに、本気で好きになってから余裕を失い、緊張して上手く喋れなくなった」という人もいるでしょう。どうして同じ女性が相手なのに、最初は自然に仲良くできていたのか?
それは、「余裕があったからです」
知り合ったばかりで本気で好きではなかったら、余裕のない非モテムーブを起こさずに適切な距離感で接することができます。もしかしたら、お相手も最初は「恋愛対象としてありかも」と思っていても、余裕を失うことであなたの魅力は大幅に損なわれて、会うたびにテンパって挙動不審になったり、長文の追い打ちLINEを送ってきたら、完全に「やっぱりなしだな」という枠に入ってしまいます。
「余裕がない男はモテない」というのは人類の歴史上、証明されていますので覚えておきましょう
リスク分散のできる男がモテる理由
既婚者の男でモテる人っていますよね?家庭があってパートナーがいても、女性にモテるのは非モテにとっては意味不明に思えるかもしれません。
「なんでこっちは一途に思ってるのに、嫁のいる男の方がモテるんだ?不公平だ!」
こう思ってしまいますよね。しかし、嫁のいる男というのは、嫁という選択肢を持ちながら愛人を作ることで、リスクの分散化ができています。愛人は愛人で上手くいかなくなっても嫁がいるからダメージが小さいこれがあるから常に一定の余裕を持って、愛人にも優しくできてテンパった非モテムーブもしない。
非モテの方は、このリスクの分散化を歴史から学んでください。もちろん、僕は非モテの皆さんに「不倫しまくるような既婚者男性」や「何股もして女性からモテまくるホスト」になれと言っているわけではありません。科学的、歴史的に証明されている事実から学んで、「モテないパターン」「モテる法則」を自分なりに取り入れて、大好きな女性をゲットしてくださいということです。
今日の結論としては、「リスク分散」ができる男は確実にモテる。この話は長くなりますので、次回に続きます。