以前こちらの記事で「可愛い」「好き」「嬉しい」という言葉がモテる会話には必要不可欠である。
という話をしましたが、この中で感謝を示す「嬉しい」は、女性だけにモテるための言葉というか、同性も含めて「人としてモテる」ために必要なワードです。この言葉についてはまた別の記事で掘り下げますが、
今日の記事では異性に対して強力な効果を発揮する「可愛い」「好き」という言葉がなぜモテるために必要なのか、追記していきたいと思います。
「友達止まり」「良い人止まり」ではなく恋愛対象に入るために「可愛い」「好き」という言葉が必要
非モテの典型的な失恋パターンを分析すると、最も多いのが
1.可愛い女の子と知り合って、優しくされたりして好きになる
2.なんとか「友達枠」に入り込むために、好意を隠しながら徐々に距離を詰めようとする
3.なかなか恋愛に発展しないことに焦りを感じて、告白して「友達としては好きです」と言われて撃沈
思い当たる方も多いのではないでしょうか?
特に2.のあたり、仲良くなろうと「僕は真面目で女の子を泣かせたりはしません」「ナンパやコンパなんて軽薄な男のやることです」「恋愛には興味がないですね」という自己ブランディングで距離を詰めていく非モテは本当に多い。たしかに、セクハラ発言もしない、恋愛についても話をしない、女の子全般に優しくて紳士的。
こんな男は女の子から見ても「安心」できるので友達枠までは入れるでしょう。友達としてご飯に行ったり、バーベキューをしたり、なんてことも珍しくないでしょう。
しかし、嫌われることを恐れて好意を隠したまま、ある日いきなり告白するということは、「マクドナルドに入ったら1万円以上する和牛のすき焼き屋になっていた」「勉強したくてカフェに入ったら爆音のEDMパーティーだった」それくらい、女の子を戸惑わせます。自分も経験があるので、友達として近づく非モテの気持ちはわかりますよ。
非モテが意中の女の子に優しくて嫌なことを何一つ言わない、恋愛に踏み込まないのは、自信がないので嫌われたくないから、嫌われずに近寄りたいからです
こうして仲良くなっても、相手の女の子からすると「恋愛枠」には入っていないんですよね。非モテの中には、こうして友達として仲良くなって「〜くんって本当に良い人!」「〜くんは安心感があるよね」とか言われて喜んでいる男もいますが、相手の女の子を彼女にしたいなら「〜くんって本当に良い人!」と言われたら赤信号。
そこから恋愛対象に入り直すことは容易ではありません。
あなたを恋愛対象として見ていますよ。という意思を伝えるのが「可愛い」「好き」という言葉です
多くの非モテは「告白」を一発逆転のギャンブル、一か八かの勝負として使ってしまいますが、喋ったこともない相手にこの「告白」をして上手くいくのは、圧倒的にイケメンか、中学生の間くらいです。モテ男にとっての告白は、彼氏、彼女として付き合うにあたっての最終的な「意思確認」として使うので、すでにデートもキスも営みも終えて、99パーセントOKな場面での確認作業に過ぎません。
海外ではこの「告白」という文化がない国もあるくらいで、そう言った国では自然な流れでデートしてベッドを共にして、フィーリングが合えば一緒にいて、場合によっては結婚する。みたいな感じです。恋愛漫画、アニメやテレビ番組、映画で、告白して「実は私も好きでした」とOKをもらうなんて場面を見たことがあるかもしれませんが、それはファンタジーだと覚えておきましょう。
そして、「あなたはキスをしたりHをする対象ですよ」「あなたを僕は恋愛対象として良いと思っていますよ」と女の子に思わせるのは、早いほど良い。先ほど挙げた非モテの告白は、「僕は恋愛に興味がありませんよ」「あなたとは友達になりたいと思っていますよ」というスタンスが基になっているので、そりゃ告白されたら女の子は戸惑ってしまいます。
「可愛い」「好き」という言葉を普段から使うことで、女の子はあなたを恋愛対象として意識します。そこで、恋愛対象外なら食事に誘っても上手く断ってくるだろうし、それ以上の発展はないようにガードすることができます。そこで、恋愛対象としてダメっぽいなら、諦めて友達として付き合えば良いんですよ。
好きな女の子に恋愛感情を隠して友達として近づいて、最終的に告白したり彼女になってほしいと伝える行為は、あなたが最も恐れていた「嫌われる」という現実を引き起こします。
僕は草食動物ですよ、安全ですよ。というブランディングを最終的に崩して「実は肉食獣でした。付き合いましょう」となってしまうなら、最初から肉食獣として振る舞った方が嫌われません。無理のあるブランディングはいつか悲劇を生みますので、気に入った女の子には「可愛い」「好き」という言葉を使って、「あなたは恋愛候補に入っている」という意図を示しておきましょう。
ネタっぽい「可愛い」「好き」はNG
非モテの中には「可愛い」「好き」とは確かに言ってるんだけれども、「〜ちゃん本当に可愛い!アイドルより可愛い!世界一可愛い!大ファンです!」みたいに、みんなの前でネタとして伝える男もいますが、これも一切言わないよりはマシですが、女の子からすると「からかわれてるのかな?」「ふざけて誰にでも言ってるのかな?」
みたいに思われて、恋愛対象に入らない可能性が高いので、「可愛い」「好き」を使うときは具体的に何が可愛いのか、真実味のある言い方を心がけましょう。「可愛い」「好き」を言い過ぎて、単なるアイドルのファンみたいになってしまっては付き合うことなんてできませんし、「完全に相手の手に入った男」になってもモテません。
今日の髪型、俺はめちゃくちゃ好き!今日の服装、本当に可愛い!
これくらいのあっさりとした好意、カジュアルな使い方を身につけてください!ポイントは、特に可愛い子に対しては
「顔が好き!可愛い!」
と言っても、これまで何千回言われているので響きません。髪型や服装、靴、考え方など、その子の努力やセンス、内面の部分を褒めるようにするのがベストです。
「好意を示す言葉は使っているけど、恋愛的に好きなのかはわからない」これくらいの謎の余白は残してください。パチンコ打ちがマイナスでも勝てるかもしれないという可能性にハマるように、お相手も確実かどうか分からない余白があることで、あなたを意識するようになります。ぜひ、今日から実行していきましょう。
「可愛い」「好き」は野球におけるプレイボール
今日の記事では「可愛い」「好き」を女の子との会話で使うことの重要性について解説しました。「可愛い」「好き」と伝えない、恋愛感情を封印することで、たしかに草食系の男性として安心感を与えることはできるかもしれませんが、最終的に付き合いたいならば、何年その関係を続けても進展は望めず、あなたの大好きなお相手は新しく知り合った「可愛い」「好き」と熱意を持ってストレートに伝えてくる男に取られてしまいます。
この場合、あなたは恋愛というゲームのオープニング画面、野球で言えば試合開始もしていない状態であることを覚えておいてください。恋愛経験が乏しい中学生なんかは、この「可愛い」「好き」を伝えないことで交際に至らないことがよくあります。卒業してから10年以上経って、同窓会で「えー?わたしのこと好きだったの?あの時に言ってくれたら付き合ったのに」みたいな会話は日本中でよくあるんですよね。
リスクを取れない男はモテない
「可愛い」「好き」と恋愛感情を少しでも匂わせることで、恋愛に発展する可能性が一切ないならば、警戒して距離を取ってくる女の子もいるでしょう。しかし、それは悲しい出来事ではなく、むしろ好都合なんです。お相手が「恋愛対象としてアリ」の枠で認識してくれたならば、次はデートをしてお互いを知るなり次のステップに移れますし、明らかに脈がない場合は、一刻も早く分かった方が次の候補へと切り替えられるからです。
恋愛の大敵は時間です。どれだけ美女でもイケメンでも、恋愛を楽しめる時間は決まってます。無駄に何年も脈なしの女性に費やすのはやめましょう。
そして、早めに「明らかにダメ」でも早めに好意を小出しに伝えることで、断られた場合のダメージは最小限で食い止められます。
あなたが好きになるような素敵な可愛い女性は、今日紹介したようなライトな男の好意のかわし方くらいは身につけているので、お互いが傷つかないよう、スマートに友達として適度な距離の関係を築くこともできるでしょう。
また、大事なことを言いますが、恋愛感情を匂わせて一時的に保留、NGにされてしまっても、お相手の環境や心境の変化で後になって「食事くらいなら行ってみようかな」となることは少なくありません。しかし、一切の恋愛感情を隠していたら、ずっと友達枠のままの生殺しです。好意を隠して何年も一途に思い続けて、最終的に賭けに出て告白して撃沈する。
これが最も悲惨なケースなので、早めにリスクを覚悟で恋愛対象の枠に入ろうとしてみましょう。女性は、「可愛い」「好き」と伝えるくらいの最低限のリスクも取れない男を、子孫を残すための優秀なパートナーとしてはみなしません。上手く「可愛い」「好き」を使えるように、今日から心がけてくださいね!